第7回定例研究会「バレンタインの起源~”チョコレートのモロゾフ”80年の歴史~」

神戸を代表する洋菓子メーカーであるモロゾフ。
創業翌年の1932年2月に販売したバレンタインチョコレートが、日本のバレンタインの起源と言われています。

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第8回の定例研究会はモロゾフCSセンターにて、
1.モロゾフとバレンタインの歴史、2.資料館の見学、3.チョコレート製作の実演の
3つのプログラムで行われました。
まず最初に、モロゾフの代表取締役 山口 信二社長に
モロゾフ80年の歴史とバレンタインにまつわるエピソードをお話いただきました。

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【モロゾフの歩み】
モロゾフは1931年8月8日に設立され、創業翌年の1932年には日本で初めてのバレンタインチョコレートを発売しました。
この事実は、資料室を整理していた際に偶然創業時のカタログが発見されて判明したことです。
現在のモロゾフのイメージとは程遠いと思うのですが、当時はチューインガムやピロシキなど、様々な商品を展開しておりました。
夏場はチョコレートの生産・販売が出来ませんでしたので、
甲子園の浜にてビーチショップの運営なども行っていたんです。
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創業当時、神戸市長田区にあった工場
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甲子園モロゾフビーチショップ(昭和8年) モロゾフのピロシキ

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1936年、英字新聞「ジャパンアドバタイザー」に初のバレンタインチョコレートの広告を掲載しました。
当時チョコレートは非常に高価なものでしたので、
日本人よりは在留の外国人へのアプローチが主体であったようです。
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1962年、今から丁度50年前に現在も根強い人気を誇るプリンが発売されました。
モロゾフといえばチョコレート以上にプリンやチーズケーキのイメージを持たれている方も多く、当社の看板商品となっています。
銀座にあった喫茶で、現在よりも大きな磁器製の型で1日20個だけ焼いて販売していたものが大変人気を呼び、製品化されました。
チーズケーキの方は1969年、創業者の葛野友太郎がドイツ視察中に入った喫茶店で
その美味しさに感動し、日本で商品開発を重ねて出来あがったものです。
幸いなことに原料となる美味しいチーズにもめぐり合い、
そのクリームチーズがデンマーク産であることから「デンマークチーズケーキ」の名で販売しています。
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もう一つの看板商品であるアルカディアは1971年の発売です。
このパッケージは見覚えのある方も多いかと思うのですが、
先日テレビで家によくある缶ということで、このアルカディアが取り上げられておりました。
何に使われているかといいますと、裁縫箱として利用されていることが多いそうです。
小粒のクッキーですがふんだんにナッツを使い、
さらに三越百貨店からのアドバイスで丸ごとのナッツを一粒一粒にトッピングしました。
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モロゾフのロゴマークはロシアにあるクレムリン宮殿の世界一大きな鐘をモチーフとしています。
創業時から2度変更し、現在のロゴマークとなりました。
当初は鐘の中に「K」の文字が入ったものでしたが、どこかで見覚えはないでしょうか?
実はカネボウから鐘の中に「K」というマークを使用したいという要望があり、商標権を売却したんですね。
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本日お越しいただいているこのCSセンターはかつての本社です。
1995年の阪神・淡路大震災で、ここにあった本社ビルは倒壊しました。
早朝でしたので幸い人的被害はありませんでしたが、工場も一部損壊するなど多大なる損害を被りました。
2005年に六甲アイランドに本社機能を移転し、現在はそちらがメインオフィスとなっています。
2009年には震災で損壊した御影工場の機能を備えた新工場を西神に竣工しました。
チョコレートをメインに生産する工場で、これから店頭に並ぶバレンタインチョコレートもその工場で生産したものとなります。
2011年、東日本大震災により仙台工場が被災し、現在も閉鎖しております。
モロゾフの歴史の中で2度も大きな震災を経験することになりましたが、それに負けず、美味しいお菓子を皆様にお届けできるよう日々精進しております。
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【バレンタインの歴史】
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これが、先ほど資料館で見つかったとお話したカタログです。
http://cialis-topstorerx.com/ 最後の方に掲載されたバレンタインチョコレートには、
このような、少し仰々しいキャッチコピーが付けられていました。

「世界の高級車ロールス・ロイス ピース・アローに
同乗する資格を有する飾り菓子 シルクハット・キッドの手袋
イブニングドレス 羽根扇のお伴をして
ギャルソンの最敬礼に奥の間へ招ぜられる
贈り物の第一級 モロゾフ自慢のデコレーション・チョコレート」

この頃から、ただ単純に洋菓子を売るというだけでなく、
西洋の文化を日本に紹介し広めるという意識があったのではないかと思いますね。
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会社にとって重要なイベントとなったバレンタインについて、
そのルーツは一体どこなのか、ずっと調査をしていたのですが1984年にやっと探し当てることが出来ました。
イタリアの中部ウンブリア州、別名「グリーンハート」と呼ばれる大変美しい土地にある
テルニ市 聖バレンチノ教会です。
mail order pharmacy canada 聖バレンチノ司教が愛の聖人と呼ばれるゆえんは、
このステンドグラスのモチーフである「サビノとセラピアの物語」によると言われています。

*サビノのセラピアの物語はこちら 
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当時禁じられていた結婚を執り行った罪により、聖バレンチノは2月14日に処刑されます。
命をかけて男女の愛を助けた愛の聖人の命日に愛する人に花やチョコレートを贈りあうことで、
テルニ市の人々は聖バレンチノ教会への感謝の気持ちを表すようになり、バレンタインデーがうまれました。
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モロゾフとテルニ市の交流の中で、1993年に神戸の布引ハーブ園に「愛の像」がテルニ市より寄贈され、
2010年には、モロゾフの日本における長年のバレンタインデーの普及活動に対してトロフィーを頂きました。
1993年からはバレンタインデーの売上げの一部をユニセフに寄付しております。
現在、バレンタインチョコレートとして18ブランド、約250種を製造・販売しています。
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【資料館の見学】
創業時からの数々のパッケージやポスター、チョコレート型などが展示された資料館を見学します。
手彫りで彫刻された木箱のパッケージなど、当時チョコレートがいかに高級品であったかが伺えます。
また、マッチ箱やクリスマスのギフトカードなど、今では珍しいレトロなグッズも多く展示されていました。

アルカディアやオデットといった定番商品のパッケージは、
一目見てモロゾフと分かる印象的なデザインですが、実は30年以上前からほぼデザインが変わっていません。
捨てるのがもったいなくてつい、手元に置いておいてしまうのは優れたデザインのおかげであると感じました。
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チョコレート木箱(昭和17年頃) マッチ箱(昭和10年代~40年代) 特製のチョコレートケーキ

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さて、見学から戻ると研究会恒例の試食です。
今回はなんと、特製のチョコレートケーキをご用意していただきました。
濃厚なチョコの味わいとオレンジの酸味がマッチした素晴らしいケーキを食べながら、
いよいよチョコレート製作の実演を見学します。
商品開発の小椋様にご説明いただきました。
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【チョコレート製作の実演】
本来、チョコレートは作ってからしばらく置いておくことで美味しくなるものなのですが、
今回はなんとか作り立てのチョコレートを美味しく味わっていただきたいということで、
私が開発に携わる中で、出来立てのものを味わって感動したレシピでガナッシュを作ります。
実演と併せてカカオがチョコレートになる行程もご説明しますので、どうぞお楽しみください。
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本日はカカオの含有量を変えた2種類のガナッシュを作ります。
ガナッシュは硬いチョコレートに乳製品や果汁をまぜてクリーム状にしたもので、
このまま固めると生チョコレートになりますし、クリームとして通常の硬いチョコレートの中に入れることもあります。
まず、刻んだチョコレートに生クリームを入れます。チョコレートは無理やり溶かすのではなく、
クリームを入れてしばらく置いて徐々に溶かし、混ぜるときは少しずつ内側から混ぜて乳化させるようにします。さらに、本日はなめらかな食感を楽しんでいただくため、バーミックスを使って混ぜていきます。

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さて、チョコレートは大変身近な食材ではあるのですが、実は、詳しいことはあまり知られていないのではないでしょうか。
カカオは学名を「テオブロマ・カカオ」といい、ギリシャ語で神々の食べ物という意味があります。
カカオの実がどういったものか想像がつきにくいと思うのですが、お米を連想していただくと分かりやすいかもしれません。
米の胚乳に当たる部分がカカオニブで、こちらに乾燥・発酵・ローストという加工を施すことで、
チョコレートの豊潤な香りが出てくるようになります。
そして、カカオニブを細かくすりつぶしたものがチョコレートの原料としてよく知られているカカオマスです。
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最近チョコレートなどで「カカオ○%」といった表記を目にすることが多くなりましたが、
この場合のカカオはカカオマスとカカオバターを併せた含有量を表しています。
本日製作するチョコレートはカカオ分49%、64%の2種類となりますが、
ガナッシュにすることで、通常のチョコレート以上にカカオ分の含有量の違いが引き立ちます。
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カカオには3つの品種があり、最も原種に近いクリオロ種は
非常に香りがよいものの、原種に近いということで病害虫に弱い為生産量が少ない高級品です。
本日はこのクリオロ種のカカオを使用しています。
カカオは非常に繊細な木で機械化が難しいため収穫は全て手作業行われ、
乾燥や発酵といった加工についても、収穫した現地で手作業で行っている場合もあるようです。
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カカオというとその独特の香りや苦みに焦点が当てられることが多いのですが、
カカオバターも大変重要な役割を担うものです。
チョコレートのなめらかな口どけや、固いのに熱を加えるとすぐ溶けるといった性質は
このカカオバターによるものです。
カカオバターはバターと同じく27℃前後で溶けますが、
バターと違って固体では非常に固いという非常に不思議な性質で、
座薬や口紅など意外なものにも使用されています。
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さて、チョコレートはただ溶かして固めるだけではなく、テンパリングという温度調整の作業を行う必要があります。カカオバターというのはとても取り扱いが難しく不安定なもので、
温度調整をすることで、この結晶を安定化させるのがテンパリングになります。
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ご自宅で行う場合は、溶かしたチョコレートにその20%程度の刻んだチョコレートを加え、
混ぜながら溶かしていってください。すると徐々に温度が下がります。
刻んだチョコレートの結晶が小さく残る程度になったら、再度少しだけ温度を上げるとテンパリング完了です。テンパリングするとチョコレートに艶が出て、短時間でしっかり固まるようになります。
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現在ではカカオバター以外の油脂がチョコレートに使用されることも多いようですが、モロゾフではミルク分などの乳脂を除きカカオバターしか使用しません。
当社で固く守り続けている伝統の一つです。
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チョコレートを作っている国は欧米や日本など先進国が主ですが、
生産は欧米の植民地であったアフリカや南米など発展途上国と呼ばれる国々です。
かつてはカカオを生産している人々自身がチョコレートを食べる機会がありませんでしたが、
最近ではフェアトレードなども盛んとなり、
現地の人がカカオを作ることで適切な利益を得ることができるような仕組み作りも進んできています。
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その場で出来あがったガナッシュをカップに絞ったものをいただきます。
ほんのりと温かく、とろとろの濃厚なチョコレートはまさに出来たてでしか味和うことの出来ない贅沢な逸品でした。

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阪南大学 寿山ゼミ2011年度 学外活動第6弾!神戸スイーツ学会第7回定例研究会に参加しました
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